再再開

先日の再開並びに暫くの断筆宣言から、
早いもので一月経ってしまいました。
本当に早いです。

引越し先では結局光などの回線は使用せず、
高速モバイル通信の2つの規格を使い比べた結果、
今のモノに決めました。
それにしても、契約形態とか色々ややこしいですね。
Webサイトも迷宮のようで分かり易さに欠けるような・・・

それはさておき、
その引越しのどさくさで愛用のデジカメが行方不明になり、
ブログには必要不可欠と思いつつものんびりと探していたら、
普段あまり着ない洋服のポケットから出てきました。

そんなことをしている間に、筑波山では梅まつりも始まり、
季節は少しずつ春に向かっているようです。

筑波山梅まつり
http://www.umematsuri.jp/

春めいてくるのは何だかウキウキするものですが、
同時にスギやらヒノキやらが涙で滲む日々が暫く続きます。
建材としてはいずれも優秀な彼らですが、
あまり張り切って欲しくないものです。

それもこれも自然植生を無視した無計画な植林のせいだと
怨み言の一つも言いたくなりますが、
今後はそのような林も有効に活用していくことで、
新たな雇用や国産材の復権も有り得る訳で、
そのような取り組みを始めている自治体や団体もあるようです。

再開

ご無沙汰しております。
昨年12月のあたまに風邪をこじらせて以来、
年末は慌ただしく過ぎて行き、
31日まで仕事をしていたせいもあり、
年始はすっかり寝正月となってしまいました。

そろそろ再開しなければと思いながらも、
今度は引越しの準備でバタバタとし始め、
そうこうしている内に小寒も過ぎ、
大学入試センター試験も終わり、
ついに大寒を迎えてしまいました。

更新無性の許しを請うなら、
満月の綺麗な今日しかないと思い、
久々に墨をすり(Amebaにログインし)、
筆を走らせ(キーボードをたたい)ている次第です。

色々とお伝えしたいことはありますが、
まずはご挨拶程度にさせていただきたいと思います。

と言いつつも、今週末に引越しが控えているにもかかわらず、
引越し先でのネット環境を未だ決めかねている始末。
それには個人的な理由があるのですが、
引越し先でいち早く再開できるよう努力します。

再開と言った舌の根も乾かない内に、
またしばらくの無性を宣言する形となってしまいました・・・

萱葺き薬医門の修復

昨年つくば建築研究会で調査した古民家の中に、
萱葺きの薬医門の老朽化に頭を悩ませているお宅がありました。
当研究会の調査訪問がきかけになったかどうかは分かりませんが、
最終的には修復のご決断をされ、この度めでたく着工の運びとなりました。

設計監理は古民家再生の仕事を多く手がけておられる、
里山建築研究所 さんです。
里山建築研究所さんは、萱葺きの文化・技術の継承・振興をはかる
一般社団法人日本茅葺き文化協会 の運営にも深く携わっておられます。

現実的には、修復には費用がかかることでもあり、
家主の方も色々悩まれたのではないかと思いますが、
このたびめでたく修復される運びとなりました。
9月半ばから始まった修復工事もここにきて大詰めに差し掛かり、
ついに今月初めから屋根の萱葺き工事に入りっています。

私も萱葺きの現場を見るのは生まれて初めてのことなので、
里山建築研究所のご担当者の方に事前に撮影タイミングを確認し、
10月7日に午後から半休をとって撮影に臨みましたが、
ビデオカメラの調子が悪く、いじり回している内に遅くなり、
現場に到着して数分後にはビニールシートがかぶせられ・・・
何も撮れませんでした。。

前置きが長くなってしまいましたが、そのような理由もあり、
10月11日の秋晴れのもと、荒壁塗りワークショップにプチ参加した後、
今日こそはと意気込んで萱葺き工事の撮影に臨んだのでした。

きれいに切り揃えられた萱葺き屋根を見るたびに、
職人さんがどのような仕事をされるのかとても興味がありましたが、
その決定的瞬間をつぶさに見ることができました。
大きな専用のハサミを使って、まさに散髪のように、
ジョキジョキと切り揃えてゆきます。
足場との関係で作業場が狭いところでは、
ハサミの扱いが大変そうでした。
それほど大きなハサミでした。

お家の方に「今日は良いのが撮れましたか?」と心配されましたが、
この日は胸を張って「バッチリです!」と応えられました。
作業は2人のベテラン職人(棟梁)さんが
2人の若者を教育しながらという感じでしたが、
棟梁が「どこの屋根を葺き替えたか忘れちゃなんめぇ」
と若者をたしなめていたのが印象的でした。
おそらく、いつどこの屋根を葺き替えたのか、
棟梁はそのひとつひとつをつぶさに思い出せるのでしょう。

荒壁塗りワークショップ

今日は、体育の日にふさわしい
気持ちの良い一日でした。

そんな爽やかな秋晴れのもと、
里山建築研究所 さんが企画した
「荒壁塗りワークショップ 」に参加してきました。

9月12日に行われた第1回目のワークショップでは、
土壁の下地となる小舞掻(こまいかき)を行い、
今日はいよいよ砂の混じった粘土に藁を混ぜたものを、
気前良く豪快に塗りつけていきます。
大人も子供も男性も女性も、夢中になって塗りつけます。
むしろ大人の方が夢中になっているのかも知れません。
※デジカメのメディアとPCの相性が悪く、
写真を添付できずに申し訳ありません。

この企画のことをお伺いしたときに、
子供の頃、土団子をテラッテラになるまでこねて遊んだ記憶が
懐かしく思い出されました。何年、いや、何十年も前の話・・・
大人も夢中になるはずです。
と言う本人は、足の故障のため、
格好だけ参加したという体たらくでした。

さて、この「荒壁塗りワークショップ 」の場所からほど遠くないところに、
昨年つくば建築研究会で調査した古民家のひとつがあります。
その家では、現在老朽化した萱葺きの門の修復を行っております。
このワークショップの後は、その修復の様子を取材してきました。
次回はその様子をお伝えします。

つくば建築研究会ブログはじめます

みなさま
満を持して、つくば建築研究会がブログをはじめます!
遅すぎるとの声が聞こえてきますが、どうぞご容赦ください。
つくばの歴史・風土、美しい風景を後世に引き継いでいくため、
「建築」を主軸とした様々な活動を展開して参ります。
シンポジウムやバスツアー、見学会・勉強会などの情報も、
このブログでどんどん告知していきますので、
今後とも、よろしくお願いたします。